2024年秋に、従来の健康保険証がなくなります。突然のことで、おどろいた人もいるでしょう。なくなる代わりに、マイナンバーカードとひもづけしたマイナ保険証が、健康保険証の代わりになります。
健康保険証とひもづけすれば、便利になるし、かさばらないという考えがでてきます。
しかし、マイナンバーカードと健康保険証をひもづけしたとき、デメリットがあるのかと考えてしまいますよね。あと、危険性もあるのかと考えてしまいますよね。
そこで、私はマイナンバーカードのことについて調べ、健康保険証をひもづけしたときのデメリットについても、詳しく調べました。調べてみると、トラブルの多さ、病院やクリニック、薬局などがかかえる問題や自分では管理ができないなどの問題がたくさんありました。
問題があるのに、健康保険証をひもづけするなんて、おかしなことだ。
8つのデメリットを知っておけば、マイナンバーカードと健康保険証とひもづけしたときの危険性を知ることができます。知っておかないとあとで後悔することに。
マイナンバーカードと健康保険証とひもづけしたときの、8つのデメリットについて、詳しく解説いたします。
健康保険証とひもづけしたマイナンバーカード、8つのデメリット
①マイナンバーカード、現在、トラブルが起きています
現在、マイナンバーカードのトラブルが起きています。トラブルが起きている内容は以下の通り。
- コンビニで住民票の写しなどを受けとろうとしたら、別の人のものになっていた
- 自分のマイナポイントがあやまって、別の人に付与された
- 公金受取口座に家族名義の口座を登録したのに、別人の口座に登録
- マイナ保険証に別の人の情報があやまって登録されていた
- 他人の年金記録がひもづいて、マイナポータルが見られるようになっていました
などのトラブルがたくさん起きています。マイナンバーカードと健康保険証とひもづけするのをためらってしまうでしょう。自分のマイナンバーカードにトラブルが起きたら、こわくなってしまいます。
マイナンバーカードを作りたくないのは当然です。
②健康保険証とひもづけしたマイナンバーカード、個人情報がこわい
マイナンバーカードと健康保険証とひもづけしたとき、当然持ち歩きます。病院やクリニック、薬局などを行くとき、健康保険証とひもづけしたマイナンバーカードがあれば、問題ない。
しかし、マイナンバーカードを落としたり、盗難させてしまったら、危険です。危険の理由は個人情報を流失してしまうからです。個人情報を流失するだけでなく、他人になりすまして使うことができてしまいます。
健康保険証とひもづけしてしまうと、病院やクリニック、薬局などの診療を受けることができてしまいます。個人情報を勝手に利用されるこわさ、はかりしれません。
ちなみに、マイナンバーカードを落としてしまった場合、マイナンバー総合フリーダイヤルに連絡することができます。マイナンバー総合フリーダイヤルは以下の通り。
マイナンバー総合フリーダイヤル:0120-95-0178
平日:9:30~20:00
土日祝:9:30~17:30
詳しい内容は、マイナンバー総合フリーダイヤルへ。
③マイナンバーカードと健康保険証とひもづけでも、更新しなければならない
マイナンバーカードと健康保険証とひもづけすれば、永久に更新しなくていいわけではありません。マイナンバーカードと健康保険証とひもづけしたマイナ保険証、それぞれ更新しなければいけない。
マイナンバーカードの場合は10年ごと(未成年は5年ごと)、マイナ保険証は5年ごと更新する必要があります。しかも、市区町村役場へ自分から行かなければならない。
従来の健康保険証だと、保険料さえ払えば、自分から更新する必要がありません。あと、健康保険証は自宅に勝手に送ってくれます。
そう考えると、従来の健康保険証の方が便利。健康保険証をひもづけしたマイナンバーカードは、不便であることがわかります。
④マイナンバーカードと健康保険証とひもづけの手続きがめんどう
健康保険証とひもづけしたマイナンバーカード、実はいろんな手続きがめんどくさい。
めんどくさい理由の1つ目は、マイナンバーカードが申請してから、最大2か月かかります。市区町村役場によっては、受け取る時間はさまざま。もちろん、受け取るには、役場に行き、窓口へ行かなければなりません。
めんどくさい理由の2つ目は、マイナンバーカードを落としたときの再発行です。再発行料は1000円かかり、約1か月間待たなければなりません。
めんどくさい理由の3つ目は、パスワードの再発行するときです。もし、忘れてしまったとき、マイナンバーカードを使うことはできない。再発行のとき、初期代がかかります。
⑤健康保険証とひもづけしたマイナンバーカード、対応している病院やクリニック、薬局などが少ない
2023年4月現在では、対応している病院やクリニック、薬局などは、全体のうち約6割です。最終的には、すべての病院やクリニック、薬局などで利用できるようにする予定となっています。
しかし、反対している病院やクリニック、薬局などもあり、実現するかどうかはまだわかりません。
対応していない理由の一つとしては、なりすましができてしまうことです。他人のマイナンバーカードを読み取る装置に読み込ませると、本人であることを証明されてしまったのです。トラブルが起きているから、反対してしまうのも事実。
現在、健康保険証とマイナンバーカードの2枚を持っていかなければならない事態となっています。
⑥健康保険証とひもづけしたマイナンバーカード、管理が大変
健康保険証とひもづけしたマイナンバーカード、自分で管理ができるとはかぎりません。動くことができない高齢者とこどもがいるから。
動くことができない高齢者の場合、自分で病院に行くことができない。もし、自分が高齢者になったとき、病院に行くことはむずかしくなっていくでしょう。
高齢施設だと、スタッフが健康保険証をあずかり、医師に代わりに見せるやり方となっています。しかし、マイナンバーカードになると、4桁の暗証番号が必要になり、暗証番号をあずかるかたちになってしまう。
もし、個人情報が流失したら、スタッフの責任になってしまいます。
こどもの場合、親がマイナンバーカードと暗証番号を管理することになります。もし、忘れてしまったとき、診療することができなくなってしまう。
代理人の責任が問われてしまうのです。
⑦デジタル庁は責任とらず、自己責任になってしまう
マイナンバーカードを健康保険証を登録します。マイナポータル利用規約に同意することになります。マイナポータル利用規約は以下の通り。
(マイナポータル利用規約)
第26条 マイナポータルの利用に当たり、利用者又は第三者が被った損害について、デジタル庁の故意又は重過失によるものである場合を除き、デジタル庁は責任を負わないものとします。
マイナ保険証を利用して、個人情報が流失したり、落としたり、盗難させてしまったなどがあっても、デジタル庁はすべての責任を取りません。
自己責任になってしまうカードって、聞いたことありますか?そんなカードなら、作らない方がマシです。
⑧システムエラーで使えなくなることも
健康保険証とひもづけしたマイナンバーカード、実は読み取る装置があります。読み取る装置がシステムエラーになってしまったら、使うことができない。個人情報や過去の医療データなどが見られなくなる可能性があります。
システムエラーだけではありません。地震、台風や竜巻などによる自然災害によって、使えなくなる可能性もあります。電気やネット環境が必要になるので、使えなくなったら、どうすることもできない。
そうなったら、紙の健康保険証を出した方が早い。システムエラーや停電してしまったら、ただの機械になってしまいます。
便利とか楽とかの前にマイナンバーカード、必要かどうか、考えておく必要があります。
まとめ:マイナンバーカードのことについて、深く知りましょう
健康保険証とひもづけしたマイナンバーカード、8つのデメリットを知ることができた。マイナンバーカードと健康保険証とひもづけしたときの危険性を知ることができました。
しかし、健康保険証とひもづけしたマイナンバーカード、8つのデメリットを読んだだけでも、マイナンバーカードについて、すべて知ることができません。
マイナンバーカードについて、しっかり勉強して、疑いながら、理解していく必要があります。
マイナンバーカードについて、知る情報の1つとして本を読むこともおすすめです。
マイナンバーカードの基本を知りたいのなら、こちらの記事で詳しく解説しています。→マイナ保険証の問題点を知りたい人へ【一人で生き抜く書籍】「マイナ保険証の罠:荻原博子」
マイナンバーカードだけでなく、ワクチン接種、スマートシティ、15分都市などのさまざまな内容を知ることができます。詳しい内容はこちらの記事で詳しく解説しています。→【一人で生き抜く書籍】「堤未果のショック・ドクトリン:堤未果」現在の日本に違和感を持っている方はおすすめ
マイナンバーカードのについてまとめた記事については、こちらの記事で解説しています。→【判明】【マイナンバーカード】デメリットがある件