
「読書とは、心に響く一文に出会えるかどうか」(P12)
読書していけば、お気に入りの一文が見つかることができ、自分に役立つ一文も。
また、思わぬ一文に出会うかもしれません。見つけたらラッキーです!
しかし、読書はハードルが高いと思い込んでいる人が多い。
「全部読まなければならない」、「積読が増えそう」、「読む集中が必要」などがあります。
読者よりネットやSNSなどで集中力がなく、全部読まなくても情報収集を得られ、好んでしまいます。
では、気軽にかつ効率的に読書を楽しむことができるのか。
そこで、おすすめとして、「シン・読書術」(渡邊康弘、2021年6月、サンマーク出版)を紹介いたします。
読書のハードルの高さが低くなっていきますよ。楽しめるようになります。
本書では、脳科学や認知心理学の専門用語が書かれていると思い込んでしまう。
また、それでも全部読まなければならないと思い込んでしまうことも。
ただ、本書でも全部読まなくても問題ありません。気にすることはありませんよ。
そのことについては、後述説明いたします。
この機会に新しい読書術を紹介していくよ。
- 「シン・読書術:渡邊康弘」を読んでもらいたい方
- 「シン・読書術:渡邊康弘」を読んで得られること
- 「シン・読書術:渡邊康弘」の概要
- 「シン・読書術:渡邊康弘」の10個の抜粋ポイント
- 「シン・読書術:渡邊康弘」であとこれさえ加えれば…
- 「シン・読書術:渡邊康弘」を読んで思ったこと
- まとめ
- 「シン・読書術:渡邊康弘」の書籍情報
「シン・読書術:渡邊康弘」を読んでもらいたい方
- 読書を趣味にしたい方
- 読書のハードルを低くしたい方
- 効率的に読書したい方
「シン・読書術:渡邊康弘」を読んで得られること
- 今すぐに読書をしたくなります
- 読書のハードルを低いということを知り、気持ちが楽になっていく
- 効率的に読書を楽しむようになります
「シン・読書術:渡邊康弘」の概要

「シン・読書術」(渡邊康弘、2021年6月、サンマーク出版)は、脳科学や認知心理学を利用した読書術です。
読書といえば、
「全部読まなければならない」、「積読が増えてしまう」、「早く読まないと」、「集中力がないとダメ」などの思い込みがあります。
思い込みがあるから、読書をする人が少なくなっています。
しかし、「シン・読書術」では、誰でもかんたんに読書術を身につけられることが可能。
ビジネス書、自己啓発書などのジャンルでも対応可能です。
あと、思い込みがあった読書とはという考え、捨てることができます。
そして、読書も楽しめられます。
ただし、脳科学や認知心理学が書かれており、むずかしいイメージがあると思い込んでしまうことも。
また、脳科学や認知心理学以外の学術的な要素も入っているため、勉強しておかないとついていけれないのもあります。
学術的な要素が入っても、そこまでむずかしいわけではありません。
誰でも身につけられる読書術があるので、安心してください。
生き抜くためにも読んでおくべき1冊です。読書術を身につけて、幅を広げておこう!
「シン・読書術:渡邊康弘」の10個の抜粋ポイント

①読書はむずかしいことではありません。
最初から最後まで読まないといけない。強い思い込みがあります。
しかし、「読書とは、心に響く一文に出会えるかどうか」(P12)とのこと。
一文さえ出会えてしまえば、成功です。全部、読まなくていいのです。
②情報収集を得るコツは本を読むことだ。
SNSやメディア、公式サイトなどの様々な情報があります。
その中で、「一番手っ取り早いのが「本を読む」ということだ。」(P16)です。
一番知識が吸収しやすく、まとまった情報を手に入るから。
しかし、値段はほぼ1,000~2,000円なので、気軽に買えないのがネックです。
③読書することで、頭の良さが出てきます。
「その頭の良さを磨くには、やはり読書だ。」(P20)
多くの言葉に触れることができ、集中することができるから。
しかし、SNSやインターネット記事の活字を読む人が多いため、読書をする人は少ない。
情報収集の主な手段(グラフ)

インターネットが主な手段として73%を占め、書籍・雑誌は8%低い割合。
新聞や書籍の利用率は、特に若い世代で減少傾向あり。
年代別情報収集手段(グラフ)

さらに、年代別で見てみると全体的にはインターネットが圧倒的に多い。
10代はインターネットが多く、50代以上だとテレビが多いということがわかります。
ちなみに、書籍・雑誌は10代でも50代以上でも低いということもわかります。
④注目すべきは、漢字や太字です。
「漢字や太字に注目してみるといい」(P87)
漢字や太字は目立ちますし、キーワードになっているから。著者や編集者の意図も読めます。
ただし、専門書では通用しないので要注意です。
⑤本に線を引けば、速くなり、記憶が残ります。
「本に線を引くことで記憶に残ると書いてある」(P48)
本を読むスピードを速くしたり、読んだ内容を記憶に残したりする効果があります。
しかし、脳科学的には効果ありません。わかった気になってしまう危険性が。
また、心理学的には「理解できた」「いつまでも思い出せる」と気持ちを長く持たせることができない。
⑥論理的な読書術があります。ただし、コツが必要です。
論理的な読書術を身につけていけば、読むスピードがアップします。
「予測読み!「しかし」の後に「著者の意見がくる」」(P114)のこと。
しかし、受験国語のやり方なので、勉強したくない心理が働いてしまうことも。
⑦入門書よりわかりやすいおすすめ本は、マンガなんです。
「学びはじめに入門書よりおすすめの本は?」(P154)では、マンガがわかりやすい。
ストーリーだけでなく、キャラクターや背景などもあり、イメージがしやすい。もちろん、読みやすい点も。
しかし、多くの人は「マンガ=娯楽」だと思い込んでいる人がたくさんいます。
勉強で使う本ではないと思ってしまうことも。
⑧入門書は最初に読むべきではありません。
読書だけでなく、参考書や学術的なものを学ぶ際には入門書を手にします。
しかし、「入門書は最初に読むのではなく、アウトプットのために読む」(P153)とのこと。
アウトプットする際の基準にもなります。
だけど、それでも最初に手にしてしまう人も。
⑨書店によっては、本との出会いがあります。
「書店はどこも同じでしょ?」と思い込んでいる人が多い。
だけど、
「店によって並べ方や扱う本が違う。担当者の判断によって仕入れるのもあるため、書店によって出会える本が変わってくる」(P171)とのこと。
場所によっては、本の扱うジャンルがちがってきます。今まで出会えなかったジャンルに出会えます。
⑩常に自分自身で答えを見つけていくしかない。
読書だけでなく、SNSやメディアで効率的に答えがあると思っているかもしれません。しかし、残念ながらそうではない。
「すでにある答えを知ることよりも、「新しい問い」を見つけ、自分の答えを導き出すことが重要になってくる」(P18)とのこと。
だけど、それでも自分自身考えず、答えを出せない人には向いていません。
「シン・読書術:渡邊康弘」であとこれさえ加えれば…

「シン・読書術」(渡邊康弘、2021年6月、サンマーク出版)を読んであとこれさえ加えれば、
読書をもっと楽しむことができたかもしれません。
まず、取り扱ってくれないジャンルがあります。
「店によって並べ方や扱う本が違う。
担当者の判断によって仕入れるのもあるため、書店によって出会える本が変わってくる」(P171)で、
お店によっては販売しない考えがあります。
もちろん、事情もありますし、なかには禁書というのもあります。
その辺については解説して欲しかったです。
次に、薄い本と厚い本との対応をどうしたらいいのかです。
「読書とは、心に響く一文に出会えるかどうか」(P12)で、薄い本だとすぐに見つかる可能性あります。
しかし、厚い本だと時間がかかりすぎて、見つからない可能性も。なかにはあきらめてしまうことも。
どう対応したらいいのかを解説して欲しかったです。
最後に「新時代を生き抜くために必要なおすすめ二七五選」(P188)で、「学習参考書」にも追加して欲しかったです。
もちろん、二七五冊は重要なものばかり。自分にとって必要なものもあります。
しかし、学生さん(中学生や高校生)が読んでいる可能性あるので、参考になれたはずです。
もったいないです。
「シン・読書術:渡邊康弘」を読んで思ったこと

「シン・読書術」(渡邊康弘、2021年6月、サンマーク出版)を読んで、ある本のことを思い出しました。
それは、「いい加減目覚めなさい:秋嶋亮」です。なぜなのか、ある一文を思い出したからです。
「多くの本を読みましょう。」(P210、「いい加減目覚めなさい」より)です。
ネットは膨大な情報があるため、活用するには知識が必要になります。「ネットリテラシー」とも言うべきでしょう。
もちろん、本の中にはまちがっているのもあります。しかし、多くの本を読んでおけば、取捨選択も身につけられます。
趣味が読書という人は、すでに身につけられているはずです。
身につけていない人は、これから身につけておいた方がいいでしょう。損はありませんから。
あと、好きな本も見つけることができます。
「「好き」を言語化する技術:三宅香帆」では、好きである感情を言語化が必要になります。
「「①よかった箇所の具体例を挙げる」で<どこに>心を揺さぶられたのか、
「②感情を言語化する」で、<どういう>感情を抱いたのか」」(P84を一部要約、「「好き」を言語化する技術」より)です。
私のブログもそうです。好きな本をアピールしてもらうことができます。
読書しないなんてもったいないです。読書は知識の武器を作れますよ。
まとめ

以上のように、「【書評&要約】「シン・読書術:渡邊康弘」」について、お話ししました。
「シン・読書術」は、脳科学や認知心理学を利用した新しい読書術です。
読書の思い込みを捨て、気軽に読書を楽しむことができる初心者向けであります。
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「シン・読書術:渡邊康弘」の書籍情報
<題名>「シン・読書術」
<著者>渡邊康弘(わたなべ・やすのり)
<発行所>株式会社サンマーク出版
<定価>本体価格1,400円+税
<ページ数>199ページ
<オススメ度>★★★☆☆(3)
<特に読んで欲しい方は★>読書のハードルを低くしたい方
<目次>(特に読んで欲しいところは★)
- プロローグ:ものの見方を変える読書の新常識★
- 一章:ものの見方を変える「読書の新常識」★
- 二章:クリエイティブな能力を磨き、地頭をよくするシン・読書術
- 三章:論理的な思考力を磨き、頭がよくなるシン・読書術
- 四章:不確実な時代を生き抜くためのシン・読書術
- エピローグ:本を読むことでなにが起こるのか?
- 参考文献
- 巻末:新時代を生き抜くために必要なおすすめ二七五冊選
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