
街から書店が少なくなっていることを知っていますか。
実は、身近にあるあの場所が消えていく背景には、現代の厳しい現実が隠されています。
本日紹介するのは、今村翔吾氏の『書店を守れ!』という一冊です。
華やかな本の世界の裏側で、書店がどのように戦っているかがリアルに描かれています。
単なる業界の本ではなく、これからの生存戦略を学べる素晴らしい作品です。
物価高騰が続くなかで、厳しい現代を生きる私たちに大切な心構えを教えてくれます。
「一人で生き抜く」ためには、自分だけの武器や、独自の戦略が欠かせません。
本書は、変化の激しい社会のなかで、本当に必要な判断力を養ってくれます。
今回は、この本から得られる生き方のヒントを、独自の視点で徹底解説しましょう。
- 今村翔吾『書店を守れ!』を今読むべき3つの理由|本屋が消える危機感
- 『書店を守れ!』の感想と良かった点|現場に残る熱量と書店の希望
- 物足りなかった経営視点と『本を読む人はうまくいく』などの関連書籍比較
- ブックホテルに学ぶこれからの本のあり方|一人で生き抜く独自の視点
- まとめ|『書店を守れ!』は客観的な判断力を養うためにおすすめの一冊
- 『書店を守れ!』の書籍情報(あらすじ・オススメ度・目次)
今村翔吾『書店を守れ!』を今読むべき3つの理由|本屋が消える危機感
本書は単なるリアルな書店経営の話ではありません。
今後、本が読めなくなってしまう危機感を覚えて欲しいメッセージでもあります。
ここからは参考記事をもとにして解説していきます。
今読むべき3つの理由について、表で分かりやすく表していきましょう。
もしお時間がありましたら、ぜひこちらの参考記事もあわせてご覧ください。
| 理由 | 説明 |
|---|---|
| ①書店の叫びがあるから |
本はどこの本屋さんでも買えるように安定した値段設定をしています。 しかし、物価高騰の影響もあり、値上げすることはできません。 書店側は苦しいですが、買う側からしたら、本が買えないジレンマがあります。 一人ならではの趣味がなくなってしまうこともあります。 |
| ②ネットでは代替ができないから |
仮に書店がすべてなくなっても、ネットがあると考えている人が多いはずです。 残念ながら代替はできません。それは書店ならではの体験ができないからです。 一人で探索できたり、考えたり、読んだりする楽しみがなくなってしまいます。 それだけでなく、出版にも大きく影響します。 (参考記事:「2028年までに本屋はすべて消滅する」…元書店経営者が真剣に訴える「瀕死の店舗を再生させる12の提言」(プレジデントオンラインより)) |
| ③作家が減ってしまうから |
作家がいるから書店があり、出版もあります。 書店がなくなってしまうと、本を販売することができなくなります。 一人で書いている人はつらい話であり、他人事ではありません。 これにより作家も減っていき、書店の仕組みが苦しめられています。 |
これらすべて、当ブログのテーマである「一人で生き抜く」ことに直結します。
本から得られる情報や空気などがあって、たくさんのメリットがあります。
それはマスメディアやネットでは得られないことです。
それだけでなく、町全体にも影響していくことはまちがいありません。これは他人事ではないのです。
『書店を守れ!』の感想と良かった点|現場に残る熱量と書店の希望
本書を読んで、私が深く共感し、考えさせられた場面があります。
それは、書店にはまだまだ希望があるということです。
「どこに行っても、書店は疲弊しているな、苦しいんやな、と痛感したけれど、同時にどの地域のどの書店にも、
本が好きでたまらない、なんとかして本の世界を盛り上がりたいと思っている現場の人たちがいた。
私はそこに希望が見えました。
この人たちの心が完全に折れてしまった時に、俺たちはみんなまとめて敗退する、
でも、現場にこの熱量がある限り、けっして終わりじゃないぞと思えたんです。」(P73-74)
著者の今村翔吾氏は、実際の書店を回って痛い現実を知りました。
しかし、現場に残る熱量に、確かな希望を見出して感動しています。
今でも書店は、外からは見えなくても静かに盛り上がっているのです。
実際に私も書店へ足を運ぶと、その静かな熱気がヒシヒシと伝わってきます。
ネットが便利な時代ですが、それでも本を求める人は確実に存在します。
もちろん私もその一人であり、書店が消えることは町の大切な要素が消えることだと実感しています。
この危機感は、当ブログのテーマ「一人で生き抜く」にも深く関わってきます。
なぜなら、私たちが書店を盛り上げるお手伝いは、今すぐ始められるからです。
ブログやSNSで「〇〇書店で本を買ったよ」「あの店はオシャレだった」と発信するだけでも、立派な応援になります。
もちろん最低限のマナーは必要ですが、そうやってみんなで盛り上げていきたいと考えています。
少しだけ裏話:このブログ記事は
を飲みながら、
「龍角散のど飴」を舐めながら書きました。
物足りなかった経営視点と『本を読む人はうまくいく』などの関連書籍比較

みなさんは、カフェや生活雑貨が併設された書店に行ったことがありますか。
著者である今村翔吾氏は、こうした複合型書店について疑問を投げかけています。
本がおまけのようになっている現状に、違和感を抱いているのです。
ただ、個人的にはもう少し経営の視点について分かりやすく語って欲しかったです。
具体的な数字や仕組みがあれば、より納得感があったかもしれません。
本に詳しく書かれていない以上、私たちは現実のなかで答えを探すしかありません。
この物足りなさを補うために、関連する2冊の本を比較すると非常に興味深いです。
本書のなかでは、「書店をやめて専門店にすればいい」という意見に触れていました。
その理由について、作中では次のように書かれています。
「つまり、書店は儲からないカフェを併設します、ジムを併設します。
おかげで売上が立って経営が安定しました、と言うなら、
いっそこと、書店を潰してカフェだけ、ジムだけにすればいいではないですか。
自分や従業員が食べていく、会社として生き残ることを最優先に考えるなら、
書店業は切り捨てて業態転換してしまったほうがいいとも言える。」(P114)

まず1冊目は、長倉顕太氏の『本を読む人はうまくいく』です。
作中では、1冊の本を作るためにかかる多大な労力についてこう書かれています。
「それが千数百円で買えるのだ。出版業界にいた自分からすると、1万円でも安いとすら思える労力だ。
さらに、編集者が編集し、印刷会社が印刷し、営業が書店に営業し、
書店が読者に売る。最近では、紙代や印刷代も高騰している。」(P7)
出版に関わる人たちの熱量やコストを考えると、本の価格は安すぎると言えます。
実際に今でも、物価高騰の影響で紙代や印刷代の重みは増すばかりです。
それなのに消費税以外での値上げや値下げができない構造も、経営を苦しくしています。
書評記事である
「スマホより読書がおすすめ。長倉顕太『本を読む人はうまくいく』を読めばよりおもしろい。」はこちらです。
気になる人は読んでみてください。

もう1冊目は、『文庫版孤独のグルメ②』です。
主人公の井之頭五郎さんが、ラーメン屋さんを出たあとにこう思った場面があります。
「平凡なラーメン屋。それも個人店ってやってくの大変な時代なんだろうな。」(P34)
ラーメン屋さんを営むにも、光熱費や材料費、さらには税金などが重くのしかかります。
ですから、シンプルなラーメンだけでお店を続けていくのは本当に大変なことです。
これは書店も全く同じであり、本だけでやっていくことの厳しさを物語っています。
書評記事である
「『文庫版 孤独のグルメ①②』に学ぶ、SNS疲れを癒やし「一人で生き抜く力」を養う教養」はこちらです。
お時間ありましたら読んでみてください。
専門店だけでやっていくのは厳しく、生き抜くために複合型にしたのかもしれません。
もちろん、カフェなどを併設したとしても、それはそれで大変な部分もあります。
どちらの経営スタイルが正解かは、簡単にはわかりません。
だからこそ、これからの時代は書店ならではの独自の戦略が必要になります。
これは私たち人間が、一人で生き抜くために戦略が必要なことと同じです。
変化の激しい社会のなかで、自分にとって本当に必要かどうかを見極めていきましょう。
今回ご紹介した2冊の本を組み合わせることで、これからの生き方が見えてきます。
時代の波を捉える戦略を考えながら、自分の身を守る力を養うことができます。
本を通じて、みなさんも「一人で生き抜く力」をしっかりと身につけていきましょう。
ブックホテルに学ぶこれからの本のあり方|一人で生き抜く独自の視点
みなさんは、泊まりながら本を読める場所があることを知っていますか。
本書のなかで、著者はこれからの書店のあり方について次のように危惧しています。
「書店はこのままでは、食玩で言うところのお菓子のような存在になるのではないという危惧が、私の中にはありました。」(P115)
確かに、何も考えずに複合型にしてしまうと、本が主役ではなくなってしまいます。
本を活かすことができなくなってしまう恐ろしさは、否定できません。
しかし、本を主役に据えて活かしながら、一緒に運営しているホテルが存在します。
こうした場所は「ブックホテル」と呼ばれています。
その特徴は、ただ部屋に本を置いているだけではありません。
参考記事のなかでは、その魅力について次のように書かれています。
「照明の落ち着き方だったり、ラウンジの居心地だったり、
深夜でも本を開きたくなる空気まで含めて、その宿の魅力になっていることが多い。
(参考記事:本に囲まれて泊まれるホテル全12軒|本好きのご褒美旅で心を満たす一泊(タビアソビビビより))」
ただ本があるだけでなく、読むときの空間や五感を通じた体験まで設計されています。
日常から離れて、ゆったりとした気持ちで読書に没頭できるのが最大のメリットです。
これこそが、現代における最も贅沢な本との向き合い方の一つと言えるでしょう。
ここで、私のブログの軸である「一人で生き抜く」視点が大きな意味を持ちます。
他人に流されず、自分一人で本とどう向き合うべきかが、これからは大事になります。
時には客観的に自分を見つめ直し、本と向き合う時間を作ることも大切です。
そのためには、日々の生活のなかで精神的な余裕を持つことも大事な要素なのです。
まとめ|『書店を守れ!』は客観的な判断力を養うためにおすすめの一冊

今村翔吾氏の『書店を守れ!』は、自分を本気で育てたい人におすすめの一冊です。
本書を読むことで、書店の必要性を再確認できるきっかけにもつながっていきます。
それだけでなく、本を読むこと自体の重要性も改めて実感することができました。
今後、物価高騰によって身近な書店がどうなっていくかを見ていく必要があります。
そのなかで、ブログの軸である「一人で生き抜く」視点が大いに役立つのです。
私たちは、自分で情報を取りに行くことの重要性を本書から学べます。
もちろん、書店にある本に書かれた内容がすべて正しいとは限りません。
だからこそ、自分で客観的な判断力を養っていくのも書店の魅力だと私は考えています。
溢れる情報のなかから、自分の目と頭で正しさを見極めていきましょう。
ぜひ本書を手に取り、教養と娯楽の時間をより豊かにしていきませんか。
本を通じて、みなさんの人生がもっと意味のあるものになることを願っています。
まずは一冊、お気に入りの本を探しに近くの書店へ出かけてみましょう。
このブログ記事を読んで、「読んでみておもしろかった」とあればコメントください。
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一人で生き抜くための過去の読書記録一覧
本書を読んだ読書記録があります。以下の通りです。お時間ありましたらぜひご覧ください。
- 他人の商売を笑うな。一人で生き抜く読書記録 vol.19:『商売の仕組み』を知る生存戦略
- 一人で生き抜く読書記録 vol.20:『業界の仕組み』を見抜く!本屋とテレビ局の裏側から学ぶ生存戦略
- 一人で生き抜く読書記録 vol.21|デジタル社会を生き抜くヒントと3冊の読書記録
はてなブログでの収益化と書評ブログの始め方ステップ
書評ブログを始めてみたい方は以下の記事がございます。
はてなブログからやるのがおすすめです。お時間ありましたらぜひご覧ください。
ブログ発信に欠かせないおすすめのモバイルWiFi3選
身近な書店を魅力的に伝えたいけど、どうすればいいのか。
パソコンやスマホはあるけど、他に何があるのか。それはネット環境だ。
ネット環境のことについて、気になってしまうかもしれません。
SNSやブログ記事で伝えるにはWiFiが欠かせませんが、どんなWi-Fiを使ったらいいのかわからない。
私は現在書評ブログで発信しており、私の実家の固定回線から発信しておりますが、
もし、自宅だけでなく、カフェ、レンタルオフィス、ホテル…、ネットを使いたい人がいるはずです。
公共のWiFiを使う手もありますが、セキュリティ問題に不安を持っている人もいるはずです。
そこで、自分専用のモバイルWiFiを持つことを一つの選択肢としておすすめいたします。
すぐに持っていなくても、「自分には他の選択肢がある」と知っておくだけでも、
心に余裕を持ち、精神的にも楽になります。
気になる人は情報収集から始めてみてください。SNSブログで伝えることを楽しんでください。
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月額980円(税込)で読めます。スマホだけでなく、パソコンやタブレットも。
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『書店を守れ!』の書籍情報(あらすじ・オススメ度・目次)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | 書店を守れ! |
| あらすじ |
今村翔吾氏が自ら書店を経営し、業界の厳しい現実をシビアに切り込んだ一冊です。 儲からない仕組みや課題を丁寧に解説しながら、これからの本屋の生存戦略をリアルに明かします。 |
| ジャンル | 社会 |
| 著者 | 今村翔吾(いまむら・しょうご) |
| 出版社 | 祥伝社 |
| 発売日 | 2026年3月2日 |
| ページ数 | 184ページ |
| キーワード | 書店、利益、戦略 |
| オススメ度 | ★★★☆☆(3):本書では、現在の書店業界における基本情報をしっかりと知ることができます。ただ、実際の書店経営という面では、まだまだ発展途中の部分もあると感じました。そのため、今回はこれからのさらなる期待を込めて星3つの評価にしています。 |
| 読んでもらいたい3つのタイプ |
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| 読んで得られる3つの学び |
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