
「自分はバカじゃないよ。失礼だ」「わかっているよ、わかっているさ」「知ろうと知っているよ」ーー
自分はバカじゃないし、言っていることがわかっている人いますよね。ちゃんと向きあっているよという人も。
しかし、残念ながら、他人視点からすればバカです。自分では決められないことがあります。
今回、紹介する養老孟司の「バカの壁」は、どうして「バカの壁」が存在しているのかを解説してくれる一冊です。
しかも、それだけでなく、コミュニケーション不足が繋がっていることを解説。
自分自身、見つめ直す自己反省をさせてくれる一冊でもあります。
この本は、ただ読むだけでなく、それを「一人で生き抜く」力をどう変えるかを具体的に示してくれます。
私のブログ「しんちゃんの一人になっても生き抜く教養娯楽本屋さん」のテーマにぴったりで、
教養を深めながら、どう生き抜くかを考える内容です。
自分はバカだと思いたくないし、ちゃんとわかっているし、知っています。誰だってそう思います。
しかし、この本のきっかけで向き合ってみませんか。向き合うためにも魅力を紹介いたします。
さあ、「バカの壁」を知り、どう生き抜くかを探ってみましょう!
- 「バカの壁:養老孟司」を読んでもらいたい人
- 「バカの壁:養老孟司」を読んで得られること
- 「バカの壁:養老孟司」の概要
- 「バカの壁:養老孟司」の10個の抜粋ポイント
- 「バカの壁:養老孟司」、今の時代に読むべき理由
- 「バカの壁:養老孟司」を読んで思ったこと
- まとめ
- 「バカの壁:養老孟司」の書籍情報
「バカの壁:養老孟司」を読んでもらいたい人
この本は、以下のような人に特におすすめです。
- 10代~20代の学生:高校大学を卒業したときに、どうすればいいのか。知りたい人に向いています。
- 20代の社会人:学歴に痛感している20代に向いています。しかも、本当の頭が良いのを知るきっかけに。
- 自分がバカだと思っている人:勉強ができない人はバカだと思い込んでいる人に最適。本当のバカを知れます。
- フリーランスや個人事業主:常に考え続けていき、教養を深めて「一人で生き抜く」力を身につけたい人。
「バカの壁:養老孟司」を読んで得られること
この本を読むと、以下のことが得られます。
- 考える習慣:なぜ、そうなったのか?また、物を見て考える習慣を身につけられます。
- 視野の拡大:自分と異なる考え方や文化に触れることで、偏見を減らし、柔軟な思考を育めます。
- 社会への応用:職場や家庭での対立を「壁」の視点から分析し、解決策を見出すヒントを得られますよ。
- コミュニケーションの壁:相手の「壁」を理解することで、対話の摩擦を減らし、柔軟な思考を育めます。
なぜ、自分自身が「バカ」だと認めたくないのか?
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「バカの壁:養老孟司」の概要

『バカの壁』(養老孟司、新潮新書、2003年4月10日)は、2003年に出版されたベストセラーで、
人間の認知やコミュニケーションの限界をテーマにしたエッセイです。
『バカの壁』は、養老孟司さんが最初に書いた本である『形を読む』(培風館)からとったものです。
どうして、「壁」が誕生したのか。また、自己反省にもつながる解説もあります。
特徴は以下の3つです。
①コミュニケーションが阻害していること
人々が異なる知識や経験、感情や先入観のちがいにより、原因が生じています。
②多角的な視点の重要性
様々な立場から、考え方のちがいが。
ちがうことによって、異なる意見を受け入れる心構えを養うのに役立ちます。
③社会問題への洞察
幅広いテーマから、現代社会の課題が「壁」によってどう生じているのか。詳しく解説しています。
ブログのテーマである「教養と娯楽」にぴったりの、楽しく学びながら自己成長にもつながる一冊です。
「バカの壁:養老孟司」の10個の抜粋ポイント
①理解しようとする気持ちがない(第1章)
自分にはまったく関係ない分野があり、理解しようとしない。軽い気持ちで「わかっている」となってしまう。
②マスメディアの情報を得ただけでわかっている気分に(第1章)
マスメディアの情報を少し見ただけで、得た気分になってしまう。わかった気になっているところも。
③脳内には感情があります(第2章)
プラスの感情が大きければ大きいほど好きになっていく。
マイナスの感情が大きければ大きいほど嫌いになっていく。
④個性より顔色を伺う日本人(第3章)
日本人は他人の顔色を伺う。個性なんてどうでもいい。
⑤人間は常に変わっていくもの(第4章)
大人になれば、常に変わっていきます。日々、変化していくから。
⑥記憶力は一番優れている人は損(第6章)
記憶力は一番優れている人、実は損する人なんです。生活が苦しくなっていく。
⑦本当にいいのは適応力がある人(第6章)
勉強ができる人は頭がいいわけではありません。適応力が必要なんです。
⑧実物から考える習慣がない(第7章)
勉強ばかりしているおかげで、実物から物を考える習慣がない。
⑨現代は隠していく時代(第7章)
現代は、耐えられないものをあえて隠していく。戦争や死体、裏の顔もそうです。
⑩欲によって最悪なことも(第8章)
欲をいきすぎると、自分だけ得ればいいという考えに。暴走したら終わりだ。
これらのポイントを読んで、読んで見たくなった人!
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「バカの壁:養老孟司」、今の時代に読むべき理由

『バカの壁』は、なぜ「バカの壁」が存在しているのかの解説がすばらしいです。
しかし、「なぜ、『バカの壁』を今の時代に読むべき理由」を加えれば、読者がさらに読んでくれます。
理由①:学歴にこだわる必要はないから
学歴に通用するのは、新卒のみです。大手が採用する傾向があるから。
しかし、がっかりする必要はありません。社会に出てからが本当の本番です。
高学歴は頭がいいわけではない
(参考:【本音で解説】学歴は必要か?社会で問われる『学歴の意味』と活かし方(独立独歩するために)より)。
理由②:わかった気にしてはいけないから
マスメディア、ネットニュース、書籍などのさまざまな情報を得て、「わかった」気になったら、危険です。
うのみになってしまう危険性が。
「わかった」の前に、疑ってみたり、考えてみたりするのがいいでしょう
(参考:すぐにわかった気になってはいけない(アゴラ・言論プラットフォーム)より)。
理由③:実物から考える習慣が必要だから
マスメディア、ネットニュース、書籍などの情報を得られない、または勉強ばかりでは得られないものがあります。
それは「実物から考えること」です。
なぜ、自販機が設置しているのか。まちがってもいい、考えるクセをつけながら、習慣化していく
(参考:『日常生活を過ごす中から考える習慣へ』(Osamu Imai のnote)より)。
これらの理由が「一人で生き抜く」の一部として、あなたの未来に向けて生き抜くはずです。
これらの理由で試してみましょう!
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「バカの壁:養老孟司」を読んで思ったこと
『バカの壁』を読んで、コミュニケーション阻害や幅広い視野について、共感いたしました。
特に、知りたくない情報を見た人間の行動に興味深かったです。
「自分が知りたくないことについては自主的に情報を遮断してしまっている。」(P14)で、
あえてわかったふりをしたり、発見しようとしない。学びたくないのをなってしまう。
仮に、相手にとって、自分にとって有益な情報があったとし、知りたくない情報が含まれていたら、どうしようもない。
「与えられた情報に対する姿勢の問題だ。」(P14)につながってしまうのです。
ブログのテーマである「一人で生き抜く」に照らすと、自己成長はもちろん、自分にとって「壁」に向き合う必要があります。
自分自身、わかっていないといけません。
ただ、物足りなかった点も少しあります。
コミュニケーション阻害、多角的な視点、社会問題への洞察など触れてきました。
しかし、「知る」ということをもっと具体的に解説して欲しかったです。
知ろうという習慣をどうやって身につければいいのか。
そう考えると、書いて欲しかったのもあります。「壁」をなくすことができますから。
生き抜く点として考えると、習慣に大きく影響しますから。
そこで、関連書籍で比較すると、長倉顕太の『本を読む人はうまくいく』が補完的だと感じました。
書評記事である「【書評&要約】本を読む人はうまくいく:長倉顕太」でも紹介しています。
『バカの壁』では、知ることで自分が変わるに対し、『本を読む人はうまくいく』は本を読むことで知り得るのを解説。
たとえば、「知るということは、自分がガラッと変わることです。したがって、世界がまったく変わってしまう。
見方が変わってしまう。それが昨日までと殆ど同じ世界でも」(P60)で、自分自身が生まれ変わっていく。
それに対し、『本を読む人はうまくいく』では、「知れば知るほど、知らないことに気付く」(P36)で、
知らないことが気づくたびに、脳がどんどん知りたくなっていきます。
読書によって、自己成長につながり、自己反省にもつながっていきます。生き抜くためには欠かせません。
ブログのテーマである「一人で生き抜く」にぴったりで、両者を組み合わせることで、
教養を楽しみながら、どう知っていけばいいのか考えるようになります。
読書によって、知識を高めることができます。
長倉顕太さんの『本を読む人はうまくいく』をチェック【Amazonで購入】
まとめ
『バカの壁』は、自己反省を通じて、「一人で生き抜く」力を養いたい人にぴったりの解説書です。
コミュニケーション阻害、多角的な視点がなく、社会問題に向き合わなければ生き抜けない。
この本を手に取って、自分自身、どう成長していきたいかを考えてみませんか?
あなたの教養と娯楽の時がきっともっと生き抜けますよ!
「バカの壁:養老孟司」の書籍情報
【タイトル】:バカの壁
【著者】:養老孟司(ようろう・たけし)
【出版社】:株式会社新潮社
【販売日】:2003年4月10日
【ページ数】:204ページ
【価格】:本体価格680円+税
【キーワード】:コミュニケーション、バカ、情報
【オススメ度】:★★★☆☆(3)
【特に読んで欲しい方】:自分がバカだと思っている人
【目次】:(特に読んで欲しいところは★)
- まえがき
- 第一章:「バカの壁」とは何か★
- 第二章:脳の中の係数
- 第三章:「個性を伸ばせ」という欺瞞
- 第四章:万物流転、情報不変
- 第五章:無意識、身体、共同体
- 第六章:バカの脳★
- 第七章:教育の怪しさ★
- 第八章:一元論を超えて