
「政府が隠している?そんなわけない」「不満はあるけど証拠あるの?」「そんなのデマに決まっているよ」
ー確かに今の日本には不満があります。
だけど、何を隠しているのかがまったくわからない。 何も言っていないから。
しかし、本当にそうでしょうか。
いろいろ調べていくうちに政治家の発言、データの虚偽、新たな税金導入などがあります。
何も言わないから不満がたまっていくだけです。SNSに投稿してもデマや陰謀論と片づけられてしまう。
私は本書に出会うまでは、まったく知らなかった。
今回ご紹介するのは、ジョージ・オーウェル『一九八四年』(2009年7月25日、株式会社早川書房)です。
監視社会の世界を知るだけでなく、
「現代と似ていて、びっくりしているよ」「不満があっても消されてしまうなんて」ー
怒りと同時に怖さを感じさせる一冊です。『一九八四年』(早川書房版)を楽天でチェックする
私のブログのテーマである「教養と娯楽」を、まさに体現しています。
監視社会の仕組みだけでなく、自由がなくなっていく過程、不満があっても消されてしまう現実など、
学びと考える内容が詰まっています。
その魅力を存分にお伝えします。
さあ、生き方を考えながら、自分自身を成長させていこう!
- 『一九八四年:ジョージ・オーウェル』をおすすめしたい3つのタイプ
- 『一九八四年:ジョージ・オーウェル』を読むことで得られる3つの学び
- 『一九八四年:ジョージ・オーウェル』の概要
- 『一九八四年:ジョージ・オーウェル』を今読むべき3つの理由
- 『一九八四年:ジョージ・オーウェル』を読んで良かったところ
- 『一九八四年:ジョージ・オーウェル』で物足りなかった点と関連書籍との比較
- 『一九八四年:ジョージ・オーウェル』を読んだしんちゃんならではの視点
- まとめ
- 『一九八四年:ジョージ・オーウェル』の書籍情報
『一九八四年:ジョージ・オーウェル』をおすすめしたい3つのタイプ
以下の3つのタイプの方におすすめです。
- 世の中に不安を感じている人:世の中や自分の未来に不安を感じている人は最適です。
- 世の中の仕組みを知りたい人:日々、世の中のことを知りたい人にはぴったりです。
- デジタル化に不安を持っている人:デジタル化が進む社会を見て、思わず不安を感じている人に最適です。
『一九八四年:ジョージ・オーウェル』を読むことで得られる3つの学び
本書を読むことで、以下の3つの学びを得られます。
- 監視社会の世界を知れます:言論統制・情報統制・SNS規制が当たり前になっていく世界がリアルにわかるようになりますよ。
- 世の中の矛盾を考えるようになります:矛盾だらけの世の中を深く考えるきっかけになりますよ。
- 紙で記憶を残すようになります:デジタルで記録するより、紙で記録する大切さに気づきますよ。

『一九八四年:ジョージ・オーウェル』の概要
『一九八四年』(ジョージ・オーウェル、2009年7月25日、株式会社早川書房)は、
監視社会の中で世の中の疑問を考えながら生きていく物語です。
物語の時代背景では、最先端の機械を使いながら監視が徹底され、恐怖を感じます。
しかも、もっと恐怖なのは、現代の社会と似ているところがあることです。
また、『一九八四年』の魅力とは何か?しんちゃんなりにポイントを3つ紹介します。
①戦争とは何なのか?
国同士の戦いと思い込んでいる人がたくさんいます。実はそうではありません。
本当の、現代の戦争を教えてくれます。
②洗脳的な要素が含まれています
洗脳は特別な能力ではなく、身近に使われています。
本書を読んでいくと、洗脳的な要素がどんどんわかるようになります。
③『一九八四年』の世界にいることがわかります
本書を深く読んだり、何回も読んだりすると、その世界に自分がいることがわかります。
私のブログのテーマ「一人で生き抜く」にぴったりの、楽しみながら学べる一冊です。
『一九八四年:ジョージ・オーウェル』を今読むべき3つの理由
この本は単なる「未来を予言する本」ではありません。
本書と似ている世界が現実になっている今、考えさせられる一冊です。
理由①:中国の監視システムがあるから
顔認証カメラや人工知能(AI)、ビッグデータなどを用いて監視されています。
政府の目から逃げることができない社会になっています。
(参考:Forbes JAPANの関連記事 →中国の監視システム、闇市場で個人情報の「密売」が横行 内部関係者が関与か)
理由②:パンデミック監視社会が実現したから
パンデミック時、世界では感染者が多い地域を赤く示した地図アプリが出ました。
日本ではCOCOAアプリも開発されましたけど、ダウンロード率が伸びず普及しませんでした。
(参考:長岡新聞の関連記事
→ パンデミック監視資本主義に抗う――デジタル・リテラシーとデジタル権 ビクトリア大学教員・小笠原みどり)
理由③:マイナンバーカードが登場したから
マイナンバーカードは利便性がありますけど、民間企業との連携も進み、監視が高まっています。
個人情報を心配している人が多いのも事実です。
(参考:ニュースジャグの関連記事 → マイナンバーカードと監視社会の懸念:個人情報保護と利便性のバランス)
これらはすべて、ブログのテーマ「一人で生き抜く」に直結。
デジタル=道具。使い方次第では悪魔に変わってしまうのを学んでいけます。
『一九八四年:ジョージ・オーウェル』を読んで良かったところ
以前、『二ホンという滅び行く国に生まれた若い君たちへ』にある参考文献で本書が紹介されていました
(関連書評 → 二ホンという滅び行く国に生まれた若い君たちへ:秋嶋亮)。
気になったので楽天ブックスで即購入。楽天カードで支払いました。
読んでいくと想像以上の衝撃で、驚いてしまいました。
特に印象的だったのは、
「自由とは二足す二が四であると言える自由である。
その自由が認められるならば、他の自由はすべて後からついてくる。」(P125)という言葉です。
本来の答えが言える自由を表した言葉に、くやしさと怒りを感じました。
ブログのテーマ「一人で生き抜く」に照らすと、
本来の答えを探す力は、見えない敵と戦う力であり、未来を切り開く基盤になります。
『一九八四年:ジョージ・オーウェル』で物足りなかった点と関連書籍との比較
一方で、<ビッグ・ブラザー>という人物が架空の存在であることはわかっています。
でも「具体的に誰をイメージしたらわかりやすいのかな」という疑問がどうしても浮かんでしまいます。
もう少しわかりやすく、実際の人物がモデルとして出てくるとさらにゾッとしたかもしれません。
この点、森永卓郎氏の『発言禁止』と比較すると本当に興味深いです (関連書評→発言禁止:森永卓郎)。

本書ではこう書かれています。
「ビッグ・ブラザーは絶対に誤りを犯すことがなく、全能である。
あらゆる成功、あらゆる業績、あらゆる勝利、あらゆる科学的発見、あらゆる知識、あらゆる叡智、
あらゆる幸福、あらゆる美徳は、彼の統率力とインスピレーションから直接引き出されたと言われている。」(P319)
一方、『発言禁止』ではなんと池上彰氏についてこう指摘されています。
「最近では、池上氏はどんなテーマでも、やさしく解説してくれる識者としての地位を確立した。
「池上無双」と呼ばれ、まるで全知全能の神様のように崇め奉られている。」(P110-111)。
共通点があまりにも多すぎて怖くなります。
しかも「上手くできすぎている」という点までそっくりです。

両書を組み合わせることで、教養を楽しみながら「一人で生き抜く力」をしっかり養えると確信しました。
『一九八四年:ジョージ・オーウェル』を読んだしんちゃんならではの視点
二重思考(矛盾を矛盾と思わなくなること)は、すでに日常で使われています。
「知っていて、かつ知らないでいること」(P56)を国民が無意識に利用していることも。
支配層が本書を読んで利用している可能性も高いです。
一方、監視社会の正解の物語を知れる貴重な一冊です。
矛盾だらけの世の中、洗脳的な要素、現実になっていく世界がここにあります。
マスメディアやSNS、テレビドラマでは得られない物語が詰まっています。
本書をきっかけに、読者のみなさんも「一人で生き抜く」ための学びを楽しみながら考えてみませんか。
まとめ
『一九八四年』は、「一人で生き抜く力」を本気で育てたい人にとって、最高の一冊です。
監視社会の世界、洗脳的な要素、現実とつながっていく世界を知ることが、生き方を考えるきっかけになります。
ぜひ手に取り、教養と娯楽の時間を、より豊かで意味あるものにしませんか?
≫作中で重要な「日記帳」も一緒にどうぞ(党にバレない紙の日記!)。
≫ウィンストンが飲んでいた「勝利のコーヒー代替品」的な本格コーヒー豆。
『一九八四年:ジョージ・オーウェル』の書籍情報
【タイトル】:一九八四年
【著者】:ジョージ・オーウェル
【訳者】:高橋和久(たかはし・かずひさ)
【出版社】:株式会社早川書房
【定価】:本体価格900円+税
【ページ数】:511ページ
【おすすめ度】:★★★★☆(4)
【キーワード】:自由、思考、監視
【特に読んで欲しい方】:世の中に不安を感じている人
【目次】
- 第一部
- 第二部
- 第三部
- 附録
- 解説
- 訳者あとがき